こんにちは、リスティング広告運用担当の山本です。
Google Adwordsの価格表示オプション、使っていますか?
「うちは通販サイトじゃないから関係ない……」なんて思っていませんか?
通販以外のサービスでも使えるんですよ!
元々はスマートフォンにしか配信されていませんでしたが、最近はPCにも配信されるようになり、より表示の機会が増えた価格表示オプション。
プラスにはたらくことが多いので、使えるようならぜひ導入してみましょう!
価格表示オプションって?
商品やサービスの詳しい情報をアピールできるオプションのことで、リスティング広告の下に表示されます。
このように、サービスの内容や価格、詳細な情報を盛り込むことができます。
横にスクロールすることで多くの情報を見せることも特徴で、最大で8のサービスを見せることができます。
私があるキャンペーンで試したところ、価格表示オプションが表示されない場合に比べてクリック率は約3倍、コンバージョン率も2.5倍になりました。
掲載順位が高いときに表示されることが多いので単純には比べられませんが、
- 実際に表示されるとかなり目立つ
- 通常のテキスト広告だけでは盛り込みにくい情報(特に価格)を表示できる
- ユーザーが求めているサービスまでダイレクトに到達できる
といったメリットがあるので、クリック率・コンバージョン率ともに高くなることが多いです。
価格表示オプションの設定方法は?
【広告管理画面から設定する場合】
検索広告のキャンペーンを選択し、[広告表示オプション] → [表示: 広告表示オプション] → [+ 新しい価格表示オプション] をクリックします。
[言語] [通貨] は日本国内に配信するなら、ふつうは[Japanese] [JPY] を選択します。
[タイプ] はサービスによって異なります。詳しくは、Adwords ヘルプページを参照ください。
[価格修飾子] というのは聞きなれない言葉ですが、価格の前に付く「最低」「最高」「平均」という言葉です。価格に幅がある場合に使うといいですね。[修飾子なし] も選べます。
ヘッダーと広告文はそれぞれ半角25文字まで表示できますが、スマートフォンで閲覧する場合は途中で切れることがあります。重要な情報は前半に書くようにしましょう。
【キャンペーンエディターで設定する場合】
エディターの場合は非常にわかりにくいのですが、画面右下の [共有ライブラリ] から価格表示オプションを作成できます。
その上の [管理] の [広告表示オプション] の中にも [価格表示オプション] がありますが、こちらは紐づけだけで作成はできません。
[共有ライブラリ] 内の [共有の価格表示オプション] → [+ 共有の価格表示オプションを追加] で作成できます。
作成した価格表示オプションは、[管理] のほうからキャンペーンまたは広告グループに紐づけないと配信されません。
こんな使い方もできる
価格表示オプションですが、なんと「0円」のサービスにも使えるんですね。
「初回相談無料」「送料無料」「年会費0円」などのサービスのアピールに使うと、クリック率、コンバージョン率を高めるのに役立つのではないでしょうか。
また、ひとつの価格表示オプションを複数のキャンペーン/広告グループに紐づけることができます。
これには「更新・新規作成がかんたん」というメリットがあります。
頻繁に変更されるセールなどは、価格表示オプションを使って宣伝すると、毎度毎度広告文を変更する必要がなくて楽ですね。
また、データがたまりやすいのでA/Bテストに使うことにも向いているかもしれません。
新しい訴求を試したい、複数のLPを比較したいときなどにも使えますね。
まだまだ未設定のアカウントも多い価格表示オプション。
競合に差をつけるためにも、まだの方はぜひ導入をご検討してみてください。