オープンソースのマーケティングオートメーション(MA)システム、Mauticの導入と保守のサービスです。
Mauticとは、近年Webマーケティングの世界において注目を集めているマーケティングオートメーションを実現するオープンソースのシステムです。
マーケティングオートメーションは、顧客や見込み顧客がネット上でどのように行動したかを記録し、その記録に基づき購入モチベーションのランク付けを行う仕組みです。
・会員限定資料のダウンロード
・セミナーへの申し込み
・お問い合わせフォームの入力
・メールマガジン購読
こういったWeb上での行動と入力されたお客様情報を紐づけ、購入・契約への確度を自動的にスコアリングします。スコアリングされた結果を管理画面から確認することにより、セールス担当者は確度の高い見込み顧客から接触することが可能になります。
マーケティングオートメーションを導入することで得られる効果
・資料送付コストの削減
・お問い合わせ対応の人的コスト削減
・購入動機の低い見込み顧客のモチベーションを高める
これまで人手を使って行っていた上記のような作業は、マーケティングオートメーションの適切な導入によって大幅に効率化することができます。少ない営業人員(人件費)でマーケティング・セールスフェーズを効率化し、売上を向上させるのがマーケティングオートメーション導入の大きなメリットです。
マーケティングオートメーション導入が効果的なケース
・顧客が契約に至るまで長い時間がかかる商材、サービス(B2B、B2C高額商材など)
・「そのうち客」を取り込みたい場合
Mauticは、オープンソース(GPLライセンス)に基づき、世界中の開発者が参加しているマーケティングオートメーションシステムです。
これまでマーケティングオートメーションのプロダクトはプロプライエタリ(有償制限ライセンス方式)のSaaS型サービスがほとんどでしたが、
Mauticは世界で初めて登場したオープンソースのマーケティングオートメーションプロダクトで、誰でもライセンス料無料で利用することが可能です。
Mauticがオープンソースであることの意味 プロプライエタリではない -自由な拡張性-
プロプライエタリのマーケティングオートメーションシステムの場合、追加したい機能や要件はユーザーが自由にカスタマイズすることはできません。
しかし、オープンソースのプロダクトはソースコードが開示されているため、その技術を理解できる技術者を確保することができれば自由に機能を追加開発することができます。
オンプレミスで運用できる -情報の保護-
SaaS型のマーケティングオートメーションの場合、収集した顧客の情報はすべてそのプロダクトを運用する企業のサーバーに預けることになります。
これは厳格なプライバシーポリシーを掲げる企業においては導入が難しくなります。仮に「収集した顧客情報は自社の管理下においてのみ管理・運用します」という個人情報保護方針を敷いていた場合、SaaS型のマーケティングオートメーションは導入できないことになります。Mauticはオープンソースであるためサーバーは自前での用意となります。自社のサーバーで運用することも可能であるため、厳しい個人情報管理が求められる企業においても導入することが可能となります。
- 現在、既にWebサイトを運営中ですが、Mautic導入にあたってリニューアルは必要ですか?
- 運営中のサイトがCMSやテンプレートエンジンなどを利用していれば、導入にあたりリニューアルは必要ありません。Mauticの導入に必要なのは、サイト内の全ページにトラッキングコードを挿入するだけです。
静的なHTMLで運用されているサイトにおいては、ソースコードの一括置換などでトラッキングコードの挿入を実現できる場合もあります。詳しくはご相談ください。
- MauticとWebサイトを別のサーバーで運用することはできますか?
- できます。同じサーバーでも、別のサーバーでもどちらでも可能です。セキュリティ対策を考えられるのであれば、別のサーバーでMauticをホスティングされることをお勧めしています。
- Mauticは日本語で運用できますか?
- Mauticを導入するサイトは何語のサイトであっても可能です。また、Mauticの管理画面は多言語対応しており、日本語化もほぼ完了しています。