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サイト移転時のリスティングの設定

こんにちは、リスティング広告運用担当の山本です。

・運用しているサイトがドメイン移転する
・LPを新しくしたので今後はそちらに変える

こんなときは、リスティング広告も変更する必要があります。
その際、気を付けないといけないことを書いておきます。

URL変更はここに注意!

URLが変わるときは、広告の修正をすることになります。
旧URLから新URLに自動リダイレクトさせるとしても、やはり広告は必要です。Adwords広告掲載のポリシーでは「不適切なリンク先」として「最終ページ URL からのリダイレクトが別のドメインにユーザーを誘導する」を挙げていますし( https://support.google.com/adwordspolicy/answer/6368661?hl=ja )、表示URLと実際の表示ページが異なるのは管理する側にとってもわかりにくくて不便です。

URLを変更しないといけないのはテキスト広告だけとは限りません。
こんなところにもURLを設定している場合があります。

□動的検索広告(DSA)で設定しているウェブサイト
□ディスプレイ広告、レスポンシブ広告、動画広告などのテキスト広告以外の広告種類
□広告表示オプションのサイトリンク(Yahoo!はクイックリンク)
□動的リマーケティング広告、ショッピング広告などを使用している場合はデータフィード

すべて変更したつもりでも、これらの修正は忘れられがちです。
サイト移転後に運用成果が悪くなったときは、もう一度このあたりも見直してください。

さらにリマーケティングをしている場合は、ユーザーリスト(Yahoo!はターゲットリスト)の設定変更も必要になるかもしれませんね。
ここを忘れていても急激に数字が悪化するわけではないので、意外と気づきにくい場所です。
ちょっとずつユーザーリストが減っていき、気づいてあわてて修正してもすぐには回復してくれません。必ず確認しましょう。

また、広告運用者が解析の担当をしているケースも多いと思います。
こうした場合は、タグマネージャーの設定、Google Analyticsの設定、Google Search Consoleの設定なども変更する必要があります。

URL変更の段取り

ドメインの移転に関しては、
A) 移転と同時に古いサイトは消滅
B) 移転しても古いサイトはしばらく残す
という2つのケースがあると思います。

よほどのことがないかぎり、ふつうはBの方法をとるのではないでしょうか。
(SEOのことを考えると古いサイトは早く消したほうがよいかもしれませんが、それでも数日は残すのではないでしょうか)

その場合、URLを一気に旧→新に変えてしまうのではなく、

新しいURLの広告を作成

新旧両方とも動かす

新しいURLの広告が問題なく動いていることを確認

古いほうを停止(削除ではなく)

という手順をとることを推奨します。
いっぺんに変えてしまうと、手間は省けますが、
「新しい広告に審査が入った場合、広告が完全に停止している期間が生じる」
「変更前と変更後の成果を比べるのが難しい」
「極端に悪化した場合でも元に戻すことができない」
というデメリットがあります。
多少面倒でも、運用の成果を維持することを考えるなら、なるべくダメージの少ない方法を選びましょう。

スケジュールの設定

ドメインの移転をする場合は、やらなくてはならないことがたくさんあります。
早めに設定できればいいのですが、たいていの場合は「〇日から〇日の間にすべてを終わらせないといけない」というタイトな日程になります。
そのため、スケジュールを書きだしておくことが重要です。

また、広告の審査が入る可能性があることにも注意しなくてはいけません。
Yahoo!の場合は最長で3営業日、Googleは長くて1営業日程度とされていますが、業種によってはもっと時間がかかることもあるようです。
長くて3営業日ぐらいは見ておいて、なるべく運用にダメージを与えることのないスケジュールを立てましょう。

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