こんにちは、リスティング広告運用担当の山本です。
Google、Yahooとも、拡張テキスト広告が標準の掲載フォーマットになりましたね。
(正確にはYahooの名前は「拡大テキスト広告」。いつものことながら微妙に名前がちがうのはややこしいからやめてほしい……)
以前の「タイトル15文字、説明文19文字×2」の広告は入稿できなくなり、
「タイトル15文字×2、説明文40文字」が標準となりました(全角文字でのカウント)。
古いタイプの広告文は入稿できなくなりましたが、まだけっこう見ます。
変える時間がないんでしょうか。
古いタイプも一応表示はされますが、やはり拡張テキスト広告のほうがクリック率が高いのがふつう。
まだ変えていない広告主さんは、1日も早く変更しましょう!
そして、ただ文字数を増やすだけではもったいない。
せっかくですから、成果を高めるための拡張テキスト広告を入稿しましょう。
実際に表示されている画面を見たほうがわかりやすいですね。この画像の、上が拡張テキスト広告、下が古いタイプの広告です。
ぱっと見てわかるぐらい、情報量がぜんぜん違いますね。
まず目が行くのはタイトルですが、上はタイトルに
・サービス(水漏れ修理)
・地域(大阪)
・金額(1900円~)
・権威(水道局指定業者)
・強み(即訪問)
など、ユーザーに訴求するポイントがたくさん詰め込まれています。
これ、いい広告文ですねえ。
さらに、拡張テキスト広告はURLの後ろに「パス」と呼ばれるテキストが追加できます。
「/出張見積り無料/最短30分で到着/」の部分ですね。
「後から高すぎる料金を請求されたらどうしよう」「1分でも早く来てほしい」と考えているユーザーの不安を払拭してくれますね。
あとこれは拡張テキスト広告とは別ですが、広告表示オプションの
・コールアウト(「各種カード対応」の部分)
・価格表示オプション(「トイレの水が流れない 最低\1,900」の部分)
も設定されていますので、すごく目立ちますよね。
きっとクリック率も高いでしょう。これはほんと理想的な広告だと思います。
情報を増やすことの2つのメリット
拡張テキスト広告は、情報量を多く持たせることができます。
これによるメリットは2つです。
1.クリック率を高められる
文字数が多ければ、自社の強みやユーザーの不安を払拭するフレーズなどをたくさん書けますからね。
競合の広告や、自然検索のタイトルよりも目立つことになり、クリック率が高まります。
クリック率が高まれば、当然コンバージョンは増えますし、広告の品質が高まりコストの削減にもつながります。
2.無駄なクリックを抑えられる
これも重要です。
たとえば高級オーダースーツを扱う店舗の場合、広告文の中に「既製品では味わえないフィット感」「1着50,000円~」といったフレーズを入れておけば、安い既製品のスーツを買いたい人はクリックを避けてくれるでしょう。
無駄なクリックを減らすことができれば、コンバージョン単価は必ず改善します。
拡張テキスト広告は、クリック前にユーザーに与える情報量が多いので、古いタイプの広告よりも良い結果につながりやすいでしょう。
ただ、いくら表示できる文字数が増えたからといって、
「これまで説明文に書いていたことをタイトルに持ってくるだけ」ではダメです。
「ユーザーがメリットに感じるポイントを多く入れる」
「顧客になりえないユーザーがクリックを避けるようなフレーズを入れる」
ことを意識して広告文を作ることが、拡張テキスト広告を最大限に活かすことにつながります。