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除外プレースメントでディスプレイ広告は甦る

【除外プレースメントでディスプレイ広告は甦る】

こんにちは、WEB広告運用担当の山本です。

「ディスプレイ広告の運用がうまくいかない」というご相談を受けることがあります。
うまくいくと数がとれる半面、「めちゃめちゃ悪くなりやすい」のがディスプレイ広告なんですよね。
悪いときだと、10万円以上使ってコンバージョンがゼロとか……。泣きたくなりますね。

でも泣いてる場合じゃありません。なんとかしなければ。

リスティングを長くやっていても、ディスプレイ広告には苦手意識を持っている人も多いと思います。
ディスプレイ広告の場合、CPAが悪くなっても「何が悪いのかわからない」ということが多いんですよね。
GoogleやYahooで検索してみれば実際に確認できるリスティングと違って、どこにどんなふうに広告表示されているのかがわかりにくいですからね。

そこで「プレースメントレポートの作成」!

広告がどのサイトに表示されたか(=プレースメント)を確認する方法は、

GDNの場合

1.ドメイン単位で確認したいとき
 [ディスプレイ ネットワーク] → [プレースメント]

2.URLごとに確認したいとき
 [詳細分析] で [表示] を [自動プレースメント]に。

YDNの場合
 [レポート] で [新規レポートを作成] → [広告配信先レポート]

これで、ディスプレイ広告がどのサイト(またはアプリ)に表示されているかがわかります。
この中から、問題のあるサイト(またはアプリ)を除外すればよいのです。

要注意のサイトは以下の2つです。

コンバージョン率が悪い

クリック率が高すぎる


なぜクリック率が高いとダメなのか?

「コンバージョン率が悪い」に関しては説明不要ですよね。
特定のサイトからの流入でコンバージョン率が悪いということは、そのサイトを利用する客層が、自社のターゲットにあっていないということ。
こういうサイトは配信先から除外したほうがいいですね。

では、なぜ「クリック率が高すぎる」と良くないのでしょうか?

あなたは、「広告をクリックするつもりはないのにクリックしてしまった」ことがありませんか?
あるでしょう。特にスマホで。
私もよくやっちゃいます。
うっとうしいですよね。急に移動する広告バナー。

Google Adsense(広告配信サービス)は「広告を誤クリックさせるようなサイトの作りはやめましょう」というガイドラインを出していますが、それでも誤クリックを誘発させようとするサイトは後を絶ちません。サイト運営者からするとクリックされるほど儲かりますからね。

自分でサイトを閲覧しているときのことを考えてみればわかると思いますが、ディスプレイ広告をクリックすることってめったにありませんよね?
ふつうの人なら、100回広告を見て、1回クリックするかどうかだと思います。
だから、リマーケティング広告なんかだと、よほどインパクトのあるクリエイティブじゃないかぎりは、クリック率は1%あればいいほう。
5%以上あるサイトに関しては、ほぼまちがいなく「誤クリックを誘導しているサイト」と思ってよいのではないでしょうか。

誤クリックですから、当然ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
コストだけがかかってコンバージョンにはつながりません。
ですから「あまりにクリック率が高い」サイトは、除外したほうがよいでしょう。


アプリへの配信に要注意

サービスにもよると思いますが、GDNで広告配信するときは「アプリ」への配信に要注意です。
これは私見ですが、アプリへの配信ってウェブサイトに比べてクリック率が高いことが多いです。そしてコンバージョン率が悪い。
おそらく誤クリックの可能性が高いのだと思います。

また、アプリユーザーは未成年など若い人が多いので、高級商材やシニア向け商材を扱う場合もアプリは不向きです。

もちろんサービスによってはアプリへの配信に向いているものもあると思います。
ですが、アプリへの配信結果が悪い場合、もしくは自分のサービスがアプリに向いていないと思う場合は、アプリ面を丸ごと除外したほうがいいでしょう。

除外プレースメントの設定で、
adsenseformobileapps.com
を追加すれば、アプリへの広告配信を止めることができます。


まとめ

今回は、ディスプレイ広告の設定のうち、「プレースメントの除外」について説明しました。
今まで「ディスプレイ広告はいまいち成果が出ない」と思っていた方は、ぜひプレースメントごとのレポートを作成して、除外設定を入れてみてください。

無駄を削減することの積み重ねが、広告運用で成果を出すための最大の近道です。

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