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Amazonログイン&ペイメント

2015年5月11日、アマゾンジャパンが「Amazonログイン&ペイメント」の提供を開始し、
その翌日、株式会社フューチャーショップはEC構築支援プラットフォーム「FutureShop2」にて、オプションサービスとして
7月1日より受付、9月1日より同サービスをリリースすることを発表しました。

先立ってサービスが開始しているアメリカでは導入効果としてCVRが34%アップした事例や、顧客単価が30%も向上したという事例もあり、
ECサイトオーナー様は大いに期待を寄せるサービスとなっておりますが、公式サイトを確認しても未だ詳細が発表されておりませんでした。
6月16日(東京)、18日(大阪)にて開催された株式会社フューチャーショップ主催のセミナーにてアマゾンジャパン株式会社の鈴木様により、少し具体的な内容が発表されました。

「Amazonログイン&ペイメント」は、2013年にAmazon.comがアメリカでサービスを開始した、
自社ECサイトでアマゾンアカウントによるログインと、アマゾンを経由した決済を行えるサービスです。
通常のECサイトご利用時の住所や支払情報の入力などは、お客様にとって非常に手間のかかる作業ですがAmazonログイン&ペイメントの導入により、入力時間や手間を大幅に減らすことができ、
カートに商品を入れた後、フォーム入力の手間などにより離脱してしまい、決済に至らないいわゆる「カゴ落ち」の対策として非常に効果が期待されています。
また、Amazon.co.jpからの取得可能な情報は、自社ECサイトのマーケティングに活用でき、
そのまま自社サイトのの会員として登録することが可能となります。

アマゾン・ジャパンはこれからの取り組みをonAmazon(Amazonサイト上)とoffAmazon(自社ECサイト)とし、
今回のサービスはoffAmazonの自社ECサイトの支援に特化したもので、Amazon会員様により快適なお買い物を、Amazon.co.jpのサイト外でも体験していただくのが目的となります。
また、Amazonログイン&ペイメントでは、ショップの購入情報を受け取ることはなく、あくまで決済情報のみを取得するため顧客データや購入データをAmazon自社のマーケティングに活用することは一切ありません。

Amazonログイン&ペイメントのコンセプトとして
【快適】ブランドイメージ、CXは維持したまま、お買物ができる。(※Amazon.co.jpへのリダイレクトではなくログイン用のポップアップが出るだけでサイト内で完結)
【安心】カスタマーサポートの充実・電話 ・メール ・チャット
【安全】世界水準のセキュリティー
が挙げられます。

導入にはショップ様側とアマゾンジャパンとの2社間での契約が必要となり、アマゾンジャパン内部による審査基準を満たす必要があります。

■Amazonログイン&ペイメントの契約条件
・初期費用・固定費は無し
・手数料は決済総額の4%(デジタルコンテンツは4.5%、カード会社手数料なども込み)※今回のセミナーで初アナウンス
・決済後、ショップ様側へは最速で翌日入金、入金サイクルは選択制(7日サイクル、14日サイクルなど、締日対応は無し)

またFutureShop2は、同社のサポートや顧客満足度によりアマゾンジャパン様よりパートナー契約をされた
Amazonログイン&ペイメントを導入できる現在唯一のASPサービスとなります。

■FutureShop2でのAmazonログイン&ペイメントオプションサービスの利用について
・申し込み開始7月1日〜
・利用開始9月1日〜
・初期費用無料
・月額費用3000円(年内無料)

FutureShop2が実装するAmazonログイン&ペイメントでは、
・世界平均のカート放棄率:68.53%
・FutureShop2のカート放棄率:66.17%
と、自社ECの壁としてたちはだかる、「カートの放棄」の対策として今回のオプションサービスを提供します。
これまでの対策として
・お届け先選択を省略できるスキップ機能
・フォーム入力アシスト機能の標準装備
等により、カート放棄率を下げる対策を施してきましたが、
Amazonログイン&ペイメントを実装することで劇的に改善できます。

①カート内に自動でAmazonログイン&ペイメントのボタンが表示
②ポップアップでAmazonログイン画面が表示(1回目のみ)
③一度だけ同意画面
④注文内容表示と確定ボタンが表示
→最短3クリックで購入可能、入力はAmazonログイン以外一切なし
→全てAmazonアカウントのデフォルトの内容が初期で設定され、その場で変更も可能
→会員登録もチェックボックスのみで可能
→自社ログイン画面でもAmazonアカウントでログイン可能→自社クーポンなど取得・使用可能
→スマホでもフローは同じで、テキスト入力なく指一本で購入完了まで可能なため、入力がより煩雑なスマホでは高い効果が得られる

アマゾンジャパンによると、出来るだけ多くのECサイト様に導入してもらいたいという事で、
今後は他のASPサービスでも利用が可能となる可能性が高いですが、公式にはまだ発表されておりません。
現在アマゾンジャパン、FutureShop2共にAmazonログイン&ペイメントの申し込み、お問い合わせが殺到しており
FutureShop2のAmazonログイン&ペイメントサービス開始時には順番待ちになることが予想されます。

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